コラム

外壁塗装をツートンカラーにする際のポイント|塗装費用は高くなる?

塗料の色の増加から、外壁塗装でツートンカラーを希望されるお客様も増えてきました。

しかし、外壁塗装では、単純に色の好みだけで選んでしまうと後悔してしまうケースも少なくありません。

そこで本記事では、外壁塗装でツートンカラーを用いる際のポイントをわかりやすく解説します。

簡単セルフチェック

外壁をツートンカラーにする際のポイント

新築戸建ての外装 白と明るいブラウン

外壁塗装を行う場合は、まず染料を選びます。塗装の色ひとつで、外壁塗装後の満足度が決まると言っても過言ではありませんので、使用すべき色をどのように選ベば良いかを詳しく解説します。

➀色の比率に気を付ける

外壁塗装を行う際に注意したいのは、色の比率です。外壁塗装で「美しく見える色の黄金比率」は、外壁のメインカラーが70%、塗り分けるためのアソートカラーが25%、ポイントとなるアクセントカラーが5%と言われています。

仮に色面積の比率が極端になってしまうと、見た目のバランスが崩れてしまいます。特にツートンの場合、色面積の比率で見た目の印象がガラッと変わってしまいますので注意が必要です。

➁同系色が組み合わせやすい

配色の基礎知識のひとつに、類似・対照の調和が挙げられます。類似の調和とは、明るさや色彩が似ている色同士を組み合わせて、調和させる方法のです。一方対照の調和とは、コントラストを考えて対照的な色を組み合わせる方法です。

対照の調和で配色が成功すれば、ハイセンスな仕上りが期待できます。しかし配色を間違えてしまうと、奇抜な見た目に仕上がるなどの失敗を招く可能性もありますので、気を付けましょう。

このようなリスクを回避するならば、同系色を合わせる類似の調和にもとづいて配色を選ぶのが良いでしょう。メインカラーとの調和を考えながら、じっくりと精査していくことが配色選びの成功へのカギとなります。

➂境界にセパレーションカラーを活用する

ツートンカラーをじっくりと考えて決めたのに、いまいちピンとこないときに役立つのがセパレーションカラーです。セパレーションカラーとは、うまくまとまらない2つのカラーリングの調和を図る役割を担うための色を指します。

例えば、コントラストのハッキリしすぎた2色をグラデーションのようにして和らげたり、ぼやけた配色を引き締めるためのアクセントにしたりするなどの用途があります。

④色は多くとも3色まで

カラーリングを検討するにあたり、色は沢山入れた方がリッチに見えるかもしれないと考える人もいるでしょうしかし、あまり多くの色を入れすぎても散らばった雰囲気になってしまい、逆効果になりかねません。

そのため外壁塗装では、2色使いが基本です。どうしても3つのカラーを使いたい場合は、広い塗装面のベースカラーをもとにアソートカラーを重ね、セパレーションカラーをアクセントにすることでまとまりの良い仕上りを目指しましょう。

⑤落ち着いた色合いを入れるとベター

外壁塗装の塗料は、必ずしも好きな色にすれば納得のいく仕上りになるとは限りません。なぜなら、無彩色や淡いカラーが外壁塗装にコストパフォーマンス面では最適だからです。

落ち着いた淡いカラーは色選びで失敗が少ないだけでなく、紫外線に強く色あせしづらいメリットもあります。逆に強めの赤や青、原色などのビビットな色は、紫外線に弱く色あせしやすいです。

経年劣化による色あせが進むと、家全体の美観が損なわれるため、早いスパンで次の外壁塗装を受けざるを得なくなります。そのため、必ずしも好きな色を選ぶのが正解とは一概には言えません。

⑥付帯部の色も考慮する

付帯部とは、外壁から外側に出っ張っている屋根の裏の部分である軒天(のきてん)や雨水を集めて下水に流すための雨樋(あまどい)などの部分を指します。外壁塗装の際には、付帯部にも塗装が施しますので、付帯部に使う色と外壁との相性を考えるのも大切です。

付帯部の色は、建物のアクセントになります。外壁色とのバランスを考え、統一感が出るような配色を選ぶと良いでしょう。またサッシの色に合わせる方法もあり、付帯部とサッシの色を同じにすることでカラーリングに統一感が生まれ、スッキリとした印象にまとめられます。

外壁塗装をツートンカラーにする際の塗装費用

きれいな外装の戸建て

「外壁塗装をするならオシャレなツートンカラーにしたいけれど、単色よりもお金がかかるのでは?」というような疑問をお持ちの人もいますが、結論からお伝えしますと費用はさほど変わりません。なぜならば、足場の組み方や作業の工程が同じであり、人件費は変わらないからです。

しかしツートンは、単色で塗るよりも材料に余分なロスが出るため、5,000~10,000円程の追加金額が必要になる場合があります。その部分が割り増しとなるかどうかは業者によりますので、事前に見積もりを取るなどして確認しておきましょう。

外壁をツートンカラーにする際はシミュレーションが重要

新築戸建ての外壁

使用する色を選んでも、実際にはどのような仕上がりになるのかはわからないものです。しかし近年では、シミュレーション画像などで仕上がりを確認できるシステムを導入している業者が増えました。

WEB上で希望のカラーを入力するとイラストのようなイメージ画像を見ることができたり、自宅の写真を加工したものを業者が何パターンか持ってきてくれたりしてくれます。業者によってシミュレーションの方法は異なりますので、事前に確認しておきましょう。

シミュレーションの注意点

シミュレーションは、色合わせなどのカラーリングが想像しやすいので行っておくことをおすすめします。しかし、シミュレーションはイメージにすぎないため、実際の仕上がりと同じになるとは限らない点を意識しておきましょう。

シミュレーションは参考程度にとどめ、最終的には業者と相談しながらイメージのすり合わせなどを行うようにしましょう。

まとめ

色のコーディネートは好きな配色にしたいものですが、好みだけで選ぶと費用面などから後悔してしまうこともあります。そのため、本記事でご紹介したポイントを参考にしていただき、業者と話し合ってベストな色を選びましょう。

堀内美建では、お客様と綿密に話し合って、ご希望に合った外壁塗装を行っています。長年の経験にもとづいたプロの意見から、的確な配色をおすすめします。色の好みや費用などどのようなお悩みにも対応しますので、外壁塗装にお困りの際はぜひご相談ください。

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