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外壁塗装で人気の色は?外壁塗装の色の選び方を5ポイントでわかりやすく解説

マイホームの外壁の色を決める過程は、楽しい面もありますが、同時に頭を悩ませる面もあります。自分の好きな色を選ぶのはもちろんですが、色の特性を考えることも必要です。

そこで本記事では、外壁塗装の人気色の特徴と選び方のポイントを解説しますので、参考にしてください。

外壁塗装で人気の色を紹介!

外壁塗装で人気の色

外壁塗装にはどんな色が使われているのでしょうか。そこで、それぞれの色の効果や汚れの目立ちやすさを解説して、人気色6つを紹介します。

  • クリーム色
  • ベージュ
  • 白色
  • 茶色
  • 青色
  • 黒色

クリーム色

クリーム色は白色に少し黄色味がかかった色です。汚れが目立ちにくくかつ華やかな点から、外壁に合う色として人気があります。他の色に比べてカビやコケの汚れ、経年の色あせなどが見えにくい点も特徴です。

また白よりも落ち着きがある色のため、派手すぎず明るい印象に仕上がります。濃い色との組み合わせの相性も良く、クリーム色をベースにポイントにアクセントとなる差し色を入れるのもおしゃれです。色の組み合わせを楽しみ、優しい雰囲気の家づくりをしたい人におすすめです。

ベージュ

ベージュは淡く明るい茶色です。クリーム色と同様に汚れが目立ちにくく、落ち着いた印象のある外壁の人気色です。ベージュは和風・洋風を問わずどんな系統の家にも合いやすい色で、周辺環境からも浮きにくいため、景観が気になる場合におすすめです。

また、膨張色のため外壁に使用すると家を大きく見せる効果があります。他の色との組み合わせによって雰囲気が大きく変わるのも特徴です。

白色

白は色の中で最も明度の高い色で、光の反射率が高いため外壁に使用すると華やかなイメージになります。また、光の反射率の効果で暗い色より温度上昇を抑えられる点も特徴です。

白にも真っ白な白色から暖かみのある白色まで種類があるため、他に使う色や仕上げたいイメージによって選ぶのがポイントです。しかし白は汚れが目立ちやすく、時間の経過で色あせが起こりやすい点はデメリットといえます。汚れがつきにくい低汚染塗料を使ったり、雨筋(雨水が土ほこりなどの汚れと一緒になって外壁を伝い、乾燥することでできる筋状の汚れ)を抑制するアイテムを取り付けたりするといった工夫をすれば、白色の汚れを軽減できます。

茶色

茶色は木や土など自然を連想させる落ち着きのある色です。空間の中に調和して目立たない特徴があります。また、雨風や日射による汚れを目立たなくさせる効果もあります。

茶色にも様々な種類があり、薄い茶色をベースカラーに、濃い茶色を差し色にして落ち着いた上品な印象に仕上げることもできます。茶色は熱吸収率が高いため、日当たりの良い場所に濃い茶色を選ぶと夏場の室内温度が高くなる場合があるため、使用する場所と色合いを検討することが重要です。

青色

青色は空や海のイメージがあり、清涼感や落ち着きを感じさせる色です。青色の外壁は明るい雰囲気があり、ヨーロッパや北米では定番の色となっています。日本でも、定番のベージュやクリームなどの色より個性を出したい人に人気の色です。

白色を配色したり木を植えたりすれば、マリン風や北欧風などの雰囲気に仕上げられます。しかし濃い目の青は、経年劣化が目立ちやすい点はデメリットです。また外壁の中では比較的個性的な色のため、周囲環境との調和も検討する必要があるでしょう。

黒色

黒色はスタイリッシュで洗練されたイメージのある色です。デザインによっては、とてもおしゃれで上品に仕上がりますが、使い方のセンスが問われる色でもあります。黒色は、ほこりや排気ガスの黒ずんだ汚れは目立ちにくいですが、経年劣化による色あせが目立ちやすい色のため、定期的なメンテナンスは欠かせません。

また黒色は熱を吸収しやすいため、断熱塗料を使うのがおすすめです。黒色は使い方によっては周囲に圧迫感を与えるデメリットもあるため、周囲景観に配慮したデザインが必要となるでしょう。

【5ポイント】外壁塗装の色の選び方

外壁塗装の色の選び方

外壁塗装の色を選ぶときには好みの色を選ぶでしょうが、その他にも検討すべき要素があります。そこで、外壁塗装における色の選び方のポイント5つを紹介します。

  • ポイント➀屋根やドアとの調和が重要
  • ポイント➁カタログと実際の色合いは異なる場合が多い
  • ポイント➂汚れの目立ちやすさも色ごとに異なる
  • ポイント④室内の温度に影響を及ぼすこともある
  • ポイント⑤風水を考慮して選ぶのもあり

ポイント➀屋根やドアとの調和が重要

外壁塗装の色は、屋根やドアの色との調和をイメージして決めるのが重要なポイントです。屋根やドアは面積が大きいため、家全体の印象を大きく左右します。カラーコーディネートや配色パターンなどを参考にし、相性の良い色選びをしましょう。外壁塗装をツートンにする場合も同様で、組み合わせに違和感のない色を選ぶ点が重要です。

ポイント➁カタログと実際の色合いは異なる場合が多い

外壁の色を決めるときは色見本のカタログを参照するのが一般的ですが、カタログと実際の色合いは異なる場合があるのは注意しておきたいポイントです。また仕上がりが違って見える理由の1つに面積効果があります。面積効果とは、同じ色でも面積の大きなものと小さな色では見え方が違う現象を指します。

この面積効果によって、カタログの小さな色見本で見るより家の外壁の方が色味を強く感じる場合があります。対策としては、A4くらいの大きめの色見本を見せてもらう、試しに外壁に少し塗ってもらうなどの方法があります。

また色の見た目は光源によっても違ってきます。そのため、色見本は必ず屋外で、できれば天気や時間帯を変えて様々な環境下で確認するのがおすすめです。

ポイント➂汚れの目立ちやすさも色ごとに異なる

汚れの目立ちやすさ

長期的なメンテナンスコストも検討し、汚れの目立ちやすさで色を決めるのもポイントです。外壁の汚れやすさは、汚れと外壁の色が近いかどうかによって決まります。土ほこりなどの色に近いクリーム色やベージュは汚れが最も目立ちにくい色です。一方、白や黒は汚れが目立ちやすい色です。

また汚れだけでなく色あせも検討したいポイントです。経年劣化は、紫外線により塗料に含まれる顔料が劣化することで起こります。顔料は主に有機顔料と無機顔料に分けられ、有機顔料が多く含まれている塗料の方が早く劣化する傾向があります。一般的に青色など原色に近い鮮やかな色には有機顔料が多く含まれていますので、経年劣化しやすいです。一方、クリーム系の落ち着いた色は色あせしにくいと言われています。

ポイント④室内の温度に影響を及ぼすこともある

外壁塗装の色を選ぶ際は、見た目だけでなく室内温度に及ぼす影響も考慮するのがおすすめです。黒などの明度が低い色は、太陽光を吸収しやすいため室内温度を上昇させやすい特徴があります。一方、白などの明度が高い色は太陽熱を反射するため、室内温度上昇を防ぎます。

そのため、黒い家は冬が暖かく、白い家は夏が涼しいといえます。ただし、断熱塗装料や断熱材を使用すれば色の室温に対する影響は少なくなります。そのため、色選びの際は色の特性を考慮した材質選びも重要です。

ポイント⑤風水を考慮して選ぶのもあり

外壁塗装の色を選ぶ際に、風水を考慮するのも考え方の1つです。「黄色は金運アップの可能性がある」「白色は浄化効果がある」などのように色ごとに期待できる効果が存在すると言われています。また「黄色の壁が北東以外の方角を向いていると、そこから運気が逃げてしまう」など方角によっても運気に変化があると言われています。

色や方角の組み合わせや考え方については専門家によって違いがあります。運気も気になる方は、風水も考慮して外壁塗装の色を選ぶと良いでしょう。

まとめ

外壁塗装で人気の色にはクリーム色、ベージュ、白や黒、茶色などがあります。色にはそれぞれ見た目やメンテナンスのしやすさ、室内温度に対する影響など異なる効果があります。汚れが目立ちにくく、経年劣化もしにくいのはクリーム色やベージュ、薄い茶色です。一方、白や黒や青はスタイリッシュで洗練したイメージに仕上げられるメリットがあります。それぞれの色の特徴を理解した上で、マイホームの外壁に最適な色を選びましょう。

堀内美建では、最先端の塗料を安くご提供し、確かな技術の外壁塗装サービスを行っております。お客様から直接要望をお聞きした上で、色の打ち合わせや金額など最適なプランをご提案します。外壁塗装をご検討中でしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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