外壁塗装で補助金・助成金はもらえる?条件や申請方法を解説します
外壁塗装とは、屋根や外に面する壁の機能や見た目を向上させるためのメンテナンス工事です。
家で快適に暮らしていくための重要な施工ですが、百万円近い費用がかかることもありますので、なるべく金額を抑えたいでしょう。
そこで本記事では、外壁塗装の工事費用を抑える上で便利な「補助金」「助成金」について解説しきます。
外壁塗装で補助金・助成金はもらえる?
外壁塗装の費用負担制度ですが、現在国としての運用は行われておりません。しかし、全国の3分の1もの市区町村で、補助金や助成金などの制度を利用できるようになっています。
そのため注意すべき点として、自治体によってはこれらの制度が行われていないことが挙げられます。お住まいの自治体のホームページなどで、事前に制度の有無を確認しておくと良いでしょう。
補助金と助成金の違い
補助金・助成金には、どのような違いがあるのでしょう。助成金は何項目かの条件に当てはまれば、誰でも受け取れます。しかし、補助金に関しては審査を通過する必要があるため、通らなかった場合は受け取ることができません。
このように、審査の有無が違いとして挙げられます。
外壁塗装の補助金・助成金の種類・条件
補助金・助成金の申請には、多くの条件が課されます。特に条件に挙げられるケースが多い項目をまとめましたので、ご参照ください。
遮熱の外壁塗装
遮熱の外壁塗装では、基本的に補助金・助成金の対象となります。熱に強い塗装を用いれば、真夏の熱気をシャットアウトしてくれるので、室内の気温上昇が抑えられます。エアコンの温度を低い設定にしなくてすむので、省エネになると判断されることから支給の対象になるのです。
エコリフォーム
暖房費が節約できるエコリフォームと判断された工事も、補助金や助成金の対象になります。また外壁塗装に伴い、窓の断熱化やエコキュート・太陽光発電システムの設置・節水型トイレへの交換などを視野に入れた場合も、補助対象となることがあります。
省エネタイプのリフォームなら、自治体だけではなく国が支援する補助金などもありますので、詳しい制度に関しては業者に相談するのが良いでしょう。
一般リフォーム
定住者の増加などを目的とした一般リフォームも、対象となるケースがあります。リフォーム工事全般が対象になりますので、詳細や手続きは業者に確認しましょう。
外壁塗装にかかる費用相場
外壁塗装にかかる大体の費用を把握しておくことも大切です。坪数が上がるほど建物も大きくなりますので、費用もかかります。
目安は以下のとおりです。
- 20坪(66㎡)40~70万円
- 30坪(99㎡)60~100万円
- 40坪(132㎡)80~130万円
- 50坪(165㎡)100~160万円
- 60坪(198㎡)120~200万円
この相場と比較して高すぎる場合、余計な中間マージンなどが課されている場合があります。逆に安すぎる場合も悪徳業者である可能性などから、要注意です。
業者選びは見積もりサイトを利用するよりも、実績のある複数の近隣業者で相見積もりを取るのがおすすめです。また地域密着型の業者は、アフターフォローも安心できます。
補助金・助成金で受け取れる金額は?
外壁塗装に関わる補助金や助成金で受け取れる金額の相場は、一般的に10~20万円程度です。ただし、補助金の場合には手続きで費用がかかるケースもありますので、気をつけましょう。
外壁塗装における補助金・助成金の申請方法
次に補助金・助成金の申請方法を解説します。
自治体の補助金・助成金を調べる
まずはお住まいの自治体で、外壁塗装の補助金・助成金制度があるかどうか調べましょう。インターネットで手軽に調べることもできますが、自治体の役場に直接問い合わせれば詳細に話を伺えます。
施工前に申請する
補助金・助成金の申請は、必ず工事が始まる前に終わらせておきましょう。申請に必要な書類を滞りなくそろえ、お住まいの自治体に提出します。もし工事が完了した後に申請しても、受け付けてもらえません。
施工後に必要書類を提出して申請する
申請時に必要な書類は、以下のとおりです。
- 外壁塗装前に撮影された建物の写真
- 税金未納がないことを証明するための書類
- 外壁塗装の見積書
- 家の所有者を証明するための登記事項証明書
自治体によっては、塗料の内容を示すためのカタログや施工業者が代理申請する場合の委任状が求められるところがあります。さらに賃貸物件を施工する場合は、家主の承諾書なども必要になります。
必要書類に不備などがあると、手続きに遅れが生じます。その場合、助成金が受け取れなくなってしまう可能性も出てきますので、申請前には、書類一式を再確認しておきましょう。
補助金・助成金を受け取る
書類をそろえて申請が滞りなく完了した後には、調査が行われます。その後特に問題がなければ、1~2ヶ月後に補助金・助成金が支給されます。地域密着型の業者なら、申請のフォローも行ってくれるケースが多いので、見積もりの際にフォローの有無を確認しておくと良いでしょう。
まとめ
外壁塗装に関する補助金・助成金について解説しましたが、高額な費用を抑えるために便利な制度になっています。そのため、外壁塗装を行う際には必ずお住まいの自治体で補助金・助成金制度があるかどうか確認しておきましょう。
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