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外壁のひび割れのリスクや補修にかかる費用は?事前に知っておきたいポイント

外壁にひび割れが見られると、「このままでも大丈夫なのか?」と不安になる方も多いでしょう。

ひび割れは様々な要因によって引き起こされますが、放置すると以下のようなリスクがある可能性があります。

  • 雨漏りに繋がる
  • 建物自体の耐久性が減少
  • 湿気によるカビの発生で健康被害を引き起こす
  • 湿気によるシロアリの発生
  • 美観性の低下

ひび割れの状態によってはDIYで補修することもできますが、「このくらいの割れなら大丈夫」と思って自分で済ませようとすると、お住まいに起きている重大な劣化を見落としてしまうこともあります。

不安な場合は、信頼できる業者に一度みてもらうことをおすすめします。

この記事では、ひび割れの原因やリスク、補修にかかる費用、DIYでの補修方法について詳しく解説します。

ひび割れでお悩みの方はぜひご一読ください。外壁のひび割れに関する疑問や不安を解消し、安心して暮らせるようにしましょう。

ひび割れの原因は主に4つ

外壁に亀裂が見られる原因は、主に以下の4つです。

  • 経年劣化
  • 施工不良
  • 地震
  • 車や電車の振動

これらを詳しく説明します。

経年劣化

経年劣化は、外壁の亀裂の最も一般的な原因です。外壁の塗装は、時間の経過とともに次第に劣化していきます。そして、劣化の兆候として亀裂が生じることがあります。

外壁の塗装から数年後に見られる亀裂のほとんどは、経年劣化によるものと考えられます。外壁の塗装の寿命は一般的に10〜20年です。

新しい塗装や修復が必要なサインが亀裂以外にも現れ始めるとき、建物の腐食や雨漏りを防ぐために早めの塗装や修復が必要です。

施工不良

外壁の塗装時に施工不良があると、亀裂が発生しやすくなります。

施工不良とは、塗装業者が作業中に何らかの問題があった場合です。具体的な施工不良の例としては、以下のようなケースが挙げられます。

・適切な塗料の選択を怠った

外壁の塗装には、下塗り、中塗り、上塗りの3つの塗料が使われます。外壁材と塗料の相性を考慮して適切な塗料を選択する必要があります。相性が合わないと、塗装表面に問題が生じる可能性があります。

・十分な乾燥時間を確保しなかった

各塗装工程の間には適切な乾燥時間が必要です。乾燥時間は塗料によって異なります。適切な乾燥時間を守らずに次の工程に進むと、亀裂が生じやすくなります。

施工不良による亀裂は、塗装から数ヶ月から1年ほどで生じることが多いです。

一方、数年後に亀裂が見られる場合は、施工不良以外の問題が考えられます。

施工不良からの亀裂を防ぐためには、信頼できる専門家に任せることが重要です。塗装業者を選ぶ際には、実績と技術を重視しましょう。

地震

地震が発生すると、外壁に亀裂が生じることがあります。地震の振動によって外壁だけでなく内部の壁も亀裂が入る可能性があるため、確認が必要です。

車や電車の振動

車や電車が通ると、家の外壁に振動が伝わり、亀裂が生じることがあります。

線路や大きな道路に近い場所に住んでいる人は、振動を受ける頻度が高いため、亀裂が生じやすくなります。

ひび割れを放置するリスク

外壁にひび割れが発生すると、見た目が損なわれますが、それだけでなく、ひび割れを放置することにはさまざまなリスクが伴います。

見た目を気にしない人もいるかもしれませんが、それは大きな誤解です。

ひび割れを放置することで、以下のようなリスクが生じます。

  • シロアリの侵入が容易になる
  • 雨漏りが起こる可能性がある
  • 建物の強度が低下する
  • 倒壊の危険性が高まる

シロアリの侵入が容易になる

ひび割れが大きくなると、雨水が侵入しやすくなります。

これにより、外壁内部の湿度が上昇し、シロアリの生息環境が整います。シロアリによる被害は建物を脆くし、最悪の場合、倒壊に至る可能性もあります。

雨漏りが起こる可能性がある

ひび割れによって雨水が侵入しやすくなります。

初めは影響が少ないかもしれませんが、放置すれば室内への雨漏りも発生するかもしれません。

建物の強度が低下する

ひび割れが放置されると、建物が劣化していきます。

外壁材や下地が腐食し、建物の強度が低下します。場合によっては、外壁材の交換が必要になるかもしれません。

倒壊の危険性が高まる

ひび割れによってシロアリや腐食が進行すると、建物が弱くなり、倒壊のリスクが高まります。

特に地震時はさらに危険です。日本では地震による被害が多いため、早めの補修が重要です。

外壁のひび割れを補修する費用

外壁のひび割れの修理には、おおよそ1平方メートルあたり2,000〜2,500円程度の費用がかかります。

一度の修理にかかる全体の費用は、1万円から5万円ほどになるでしょう。

ただし、足場を組む必要がある場合は追加費用がかかります。足場代は20万円から50万円と高額なので、予め注意が必要です。

【DIY】外壁のひび割れの手作業方法

外壁のひび割れの修理費用が高いと感じる人もいるかもしれません。その場合、DIYで修理することも選択肢の一つです。

具体的な手順は次の通りです。

① ひび割れをきれいに洗浄する

② ひび割れの周囲にマスキングテープを貼る

③ プライマー(下塗り塗料)やシーリング材をひび割れに塗る

④ シーリング材を整えて乾燥させる

⑤ マスキングテープを剥がす

⑥ ひび割れ部分を塗装する

ひび割れの修理は素人でもできますが、経験がない場合はうまくいかない可能性があります。

例えば、外観上は軽度なひび割れでも、内部が深刻な場合があります。

プロならそれを見抜けますが、素人は見逃す可能性があり、修理が不完全に終わるかもしれません。

安全で確実な修理を望むなら、プロに頼むことをおすすめします。

まとめ

ひび割れの原因は、経年劣化や施工不良などさまざまです。放置すれば、最悪の場合は倒壊の危険もあります。そのため、速やかに補修を行いましょう。

堀内美建は、千葉県船橋市を中心に外壁塗装や屋根塗装を手がける会社です。

お客様に「依頼してよかった」と思っていただけるサービスを提供しています。外壁に関するお悩みがある方は、ぜひご相談ください。

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