コラム

外壁の塗り替えは必要?かかる費用や塗り替えの時期について解説

外壁の塗り替えを実施したことがない方の中には、「本当に塗り替える必要があるのか」「どのくらい経ったら塗り替えをすべきなのか」「塗り替えにはどのくらいのお金がかかるのか」といったさまざまな疑問を抱えている方も少なくないでしょう。

そこで本記事では、外壁を塗り替える必要性、塗り替えをしないリスク、塗り替えるタイミング、塗り替え時期の見分け方、かかる費用の相場などについて解説します。

外壁を塗り替えるべきか悩んでいる方、塗り替えについて詳しく知りたい方は、ぜひお読みください。

簡単セルフチェック

外壁の塗り替えは必要?

そもそも外壁は本当に塗り替えなければならないのでしょうか。結論から述べると、塗り替えは絶対に必要です。

なぜなら塗り替えを行わないと、外壁の機能面などにさまざまなリスクが生じる可能性があるためです。外壁の表面が劣化してきたら、必ず塗り替えを実施しましょう。

外壁の塗り替えをしない場合のリスク

外壁を塗り替えずそのままにしていると、以下のような事態に発展する可能性があります。

  • 見た目の印象が悪くなる
  • 雨漏りする
  • 壁の中で水分が凍結し、傷んでくる
  • 腐食し始める
  • シロアリの被害に遭いやすくなる
  • ひびが入って、隙間風が入りやすくなる
  • 劣化が進んで補修が必要になる
  • カビが発生する
  • 壁紙が浮く

上記のようなことになると、家の見た目が悪くなって周囲の人の目が気になったり、住みにくい家になったりすることにつながります。

またシロアリの被害が深刻なものになったり、大きく劣化が進んだりすれば、大掛かりな補修工事が必要となるでしょう。そうなれば、塗り替えとは比べ物にならないような費用が発生する可能性もあります。安心して住める家をキープし続け、大きな出費を抑えるためにも、塗り替えは定期的に実施しましょう。

外壁塗り替えのタイミングはいつ?

カレンダーとはけと塗装用ローラー

外壁を塗り替えるタイミングは、どのような塗料を使っているかによっても異なります。なぜなら、塗料によって耐用年数が異なっているためです。

たとえばシリコン塗料の場合、耐用年数は7〜10年程度であるため、7〜10年に1回程度塗り替えを実施すると良いでしょう。耐久性の高いフッ素塗料であれば12〜15年もつため、12〜15年に1回塗り替えを実施することになります。

なお一般的には、外壁塗装を実施するタイミングは10年に1回程度が目安だとされています。日本の住宅のほとんどにはシリコン塗料が使用されており、そのシリコン塗料は10年前後で寿命が来るためです。

外壁の塗り替え時期の見分け方

外壁をチェックする男性

外壁に劣化のサインが見られた場合、塗り替えを検討し始める必要があります。すぐに塗り替えるべきか少し経ってから塗り替えるべきかは、劣化の種類や度合いによっても異なります。外壁に見られる主な劣化のサインとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • チョーキング
  • ひび割れ
  • 色あせ
  • カビ

チョーキング

外壁が劣化するにつれ、表面にチョーキングという現象が起こり始めます。チョーキングとは、外壁に触れた際手に白い粉が付着する現象です。チョーキングが起きているということは、塗装の効果が切れるほどに表面が劣化しているというサインです。

塗料は、樹脂と顔料によって作られています。しかし表面が長い間紫外線を受け続けると、樹脂が劣化し、顔料だけが残ってしまうのです。このとき残った顔料が、チョーキングによって手に付着する白い粉の正体です。

ひび割れ

チョーキングが起きても塗り替えを実施せずに放置していると、ひび割れが発生するケースがあります。ひび割れは別名「クラック」とも呼ばれており、小さなひび割れの「ヘアークラック」や大きなひび割れの「構造クラック」などさまざまな種類があります。

ひび割れが大きければ大きいほど、被害は甚大になりやすく、直すのにかかる費用も高くなっていきやすいため注意が必要です。構造クラックが起きていると、内部に水が入り込んで雨漏りなどの被害をもたらすケースもあります。このまま放置してしまうと、やがて壁が割れてしまう事態にもつながりかねません。

ヘアークラックも放置し続ければ大きくなっていくため、すぐに補修を行いましょう。目安としては、ひびのサイズが0.3cm以上になったら補修するのがおすすめです。

色あせ

外壁塗装が劣化することで、表面の艶がなくなっていき色があせてきます。色あせは、外壁塗装の劣化における初期段階の症状です。長い間外壁が紫外線を浴び続けたことで、塗装が劣化して起こります。

外壁の色味が初期の頃より薄まってきたと感じたり、艶が失われたと感じたりした場合は劣化し始めているサインかもしれません。なお艶が元々ないような塗装を用いている場合、艶の有無によって劣化を判断するのが難しいため注意が必要です。

色あせは比較的初期に起こりやすい劣化の症状であるため、色あせているからといって必ずしもすぐに塗り替える必要はありません。ただし、色あせも放置し続ければさらなる劣化につながっていきます。色あせが見られたら、2〜3年以内に塗り替えを実施するのがおすすめです。

カビ

外壁塗装が劣化してくると、塗装の効果が薄くなり、水をはじく性質が弱まってカビやコケが生え始めることがあります。カビが発生すると、せっかくのマイホームの見た目が悪くなってしまうため注意が必要です。カビやコケは湿っぽいところに発生しやすいため、太陽の光が届きにくい部分を中心にチェックしてみてください。

外壁塗装の効果があるうちは、雨によってカビが流れ落ちてくれます。しかし効果が薄まってくると、雨でも落ちなくなり、カビが増えやすくなります。カビが増えれば見た目が悪くなるだけでなく劣化も進みやすくなるため、定期的に洗浄するのがおすすめです。

カビが発生し始めるのは、前回の塗り替えから7年ほど経過した頃です。ひび割れほどの深刻性はないため、すぐに対応する必要は必ずしもありません。しかし放置すれば大きな劣化にもつながってくるため、塗り替えを検討した方が良いでしょう。

外壁の塗り替えにかかる費用相場

御見積書と書かれたバインダーと塗装用ローラー

塗り替えにかかる費用は、塗料によっても異なります。以下の表は、外壁の代表的な塗料とそれぞれを使って塗り替える際にかかる費用(1㎡あたり)の相場です。

シリコン塗料2,000~3,500円
フッ素塗料3,000~5,000円
無機塗料3,500~5,000円
光触媒塗料4,000~5,000円

外壁の塗り替えで助成金が出る?

外壁の塗り替えを実施する場合、高額な費用が発生するケースも珍しくありません。定期的に実施する塗り替えは、できる限り安く済ませたいという方がほとんどでしょう。実は外壁塗装を行う場合、地域によっては助成金を受け取れるケースがあります。

受け取るための条件やもらえる金額は、自治体によって異なります。詳細はインターネットで確認できる場合がほとんどであるため、まずは住んでいる地域の公式サイトを確認してみましょう。サイトを見て自己判断するのが難しいと感じた場合は、地元の塗装業者に相談してみるのもひとつの手です。

まとめ

住みやすい家を守っていくためにも、外壁は定期的に塗り替える必要があります。塗り替え時期は塗料によっても異なりますが、10年に1回程度が目安となるでしょう。

堀内美建は、千葉県の船橋市で外装塗装を実施している会社です。依頼して良かったと思っていただけるよう、高い技術力をもって塗装を行っています。外壁塗装を塗り替えたいと思った際は、ぜひご相談ください。

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