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ALC外壁とは?メリット・デメリットや塗装時期を徹底解説します!

ALC外壁とは住宅やアパート、または企業のビルや工場などで幅広く使われている素材です。しかし、ALC外壁を検討している方もすでに使っている方もどのような素材なのかご存じでないことが多いでしょう。

本記事では、ALC外壁のメリット・デメリットを解説し、長持ちさせるコツを紹介します。

ALC外壁にはメリットが多いですが、メンテナンスを怠ると大きな出費につながることも珍しくありません。ALC外壁の基礎知識を理解して、大切な家や会社を守りましょう。

簡単セルフチェック

ALC外壁とは?

ALC外壁とは

ALC外壁とはコンクリートの一種で、軽量気泡コンクリートと呼ばれています。主原料は珪石・生石灰・セメントなどです。化学物質が多く含まれると言われるトルエンやキシレンなどの揮発性有機化合物が入っていません。

ALCはコンクリートの4分の1の重さで、水に浮くほど軽いのが特徴です。運搬もしやすいため、戸建てから高層ビルまで幅広く採用されています。ALCパネルには、厚型パネル(75mm以上)と薄型パネル(35mm以上~75mm未満)の2種類があります。厚型パネルは高層住宅・工場・倉庫などに使われ、薄型パネルは軽量鉄骨造のアパート・木造住宅に用いられるのが特徴です。

ALC外壁のメリット5つ

ALC外壁は軽いのが大きなメリットです。その他にも長期的に考えると有利なメリットが多いため、高層ビルやショッピングモールの外壁に採用されるケースも増えてきました。

そこでALC外壁のメリットを5つ紹介します。

➀耐用年数が長い

ALC外壁は、軽量かつ耐久性が高いのが特徴です。ALCパネルの耐用年数は約50年と言われています。窯業系や金属系サイディングと比べて、非常に長持ちする素材といえるでしょう。建て替えよりもメンテナンスを行いながら住み続けたいニーズも増えているため、今後も需要が伸びていく可能性があります。

➁地震に強い

ALC外壁はコンクリートよりも軽いため、地震にも強いと言われています。外壁材が重いと基礎部分や柱などに負担がかかりやすくなるため、揺れによるリスクも高くなるからです。ALCパネルはコンクリートの4分の1と軽いため、地震の衝撃を減らす効果があるでしょう。

また外壁パネルは地震が起こった時に1枚ずつ少し回転するように設置します。これは主にALCパネルが使われるロッキング構法と呼ばれる方法であり、鉄骨などが変形してもパネルの滑落を防いでくれる特徴があります。このように、建物やパネルの損傷を減らせるのもALCパネルのメリットといえます。

➂断熱性に優れている

ALC外壁は熱伝導率が低い素材のため、断熱性に優れています。コンクリートの10倍もの断熱性があると言われることから、冬は暖かく夏は涼しくなるのも特徴です。

ALCの内部には無数の気泡があり、空気の層を作っています。これにより外部からの熱を遮断し、気温変化の影響を受けにくくなるのです。断熱性が高まればエアコンの使用率も下がるため、電気代の節約にもつながるでしょう。

④遮音性が高い

ALC外壁は遮音性が高いのも特徴です。パネル内部の気泡が騒音を吸収するため、住宅内に音が伝わりにくくなります。また生活音が外部に漏れにくいため、プライバシー保護にもつながるでしょう。小さいお子様がいる家庭で近隣への音が気になる方におすすめです。

⑤耐火性に優れ燃えにくい

ALC外壁は耐火性にも優れています。パネル自体が難燃素材のため、燃え広がりにくいのが特徴です。また揮発性物質が一切含まれていないため、近隣で火災が起こった際にも火が燃え移るリスクを減らせます。

ALC外壁のデメリット3つ

ALC外壁のデメリット

しかしALC外壁はメリットが多いですが、デメリットも把握しておくことが重要です。デメリットも理解しておかないと、後から痛い目を見るケースも少なくありません。

そこで主なデメリットについて3つ紹介します。

➀防水性が高くない

ALC外壁は防水性が高くない点が大きなデメリットです。元々はセメントと同じ成分のため、定期的なメンテナンスを行わないと建物内部に水分が侵入してくる可能性があります。特に表面の塗膜が劣化すると、ALCの気泡に水分が溜まり、冬場に凍結してひび割れてしまう場合もあります。

対処法としては、定期的な外壁塗装を行うのがおすすめです。前回使用した塗料の耐用年数をもとに、塗膜の劣化状態を見ながら外壁塗装を依頼しましょう。定期的に外壁塗装を行えば、ALCの防水性をキープしやすくなります。

➁費用がかかる

ALCはメリットが多い分、新築時の費用が高額になる傾向があります。金属系サイディングのガルバリウム鋼板は約4,300~5,300円(1㎡あたり)であるのに対し、ALC外壁は7,500円(1㎡あたり)が相場です。

長く住むことを想定すればお得かもしれませんが、20~30年で住み替えを考えている場合には損してしまうかもしれません。ALCを使うかどうかは、引退後や子どもの独立などのライフプランを考慮して決めると良いでしょう。

➂接合部が多い

ALCパネルは建物に張り付けていく工法のため、接合部が多いのが特徴です。そのためモルタルなどの塗り壁とは違い、デザイン性に欠けてしまいがちです。また接合部が多いと隙間から水が浸入しやすいため、しっかりと対策してもらうことが重要です。

ALC外壁の隙間対策には、シーリング材による処理が欠かせません。ひび割れが起こった箇所にシーリングの増し打ちをするだけでなく、場合によっては古いシーリング材を取り除いて打ち替えできるかどうかも重要です。接合部の補修には工期はかかりますが、確かな技術を持った業者に依頼すれば高い防水対策が期待できるでしょう。

ALC外壁の耐用年数と費用

ALC外壁の耐用年数は、50年以上と言われており、外壁の種類では耐用年数が長いのが特徴です。ただし、メンテナンスフリーではないため、この点を勘違いしないように注意しましょう。

ALC外壁の費用相場は、約7,500円(1㎡あたり)です。またALCパネルの種類によっても価格は異なるため、詳しい金額を知りたい方はメーカーや工務店に問い合わせると良いでしょう。

ALC外壁の塗装時期は?

ALC外壁の塗装時期

ALC外壁は耐用年数が長いとはいえ、定期的な塗装を行わなければパネルのひび割れやシロアリ被害に遭うことも珍しくありません。塗装を行うタイミングは、前回使用した塗料の耐用年数に左右されます。例えば、シリコン塗料であれば7~10年、フッ素塗料であれば15~20年です。前回依頼した業者に確認するなどして、メンテナンス時期を逃さないようにしましょう。

ALC外壁の塗装費用

ALC外壁の塗装費用は使用する塗料や時期などによって価格は変動しますが、費用相場の範囲内で安く収まるようにすると良いでしょう。以下の表は坪数における費用相場の一覧なので、参考にしてください。

坪数(延坪)延床面積塗装面積費用相場
10坪33㎡36~56㎡約20~40万円
20坪66㎡73~112㎡約40~70万円
30坪99㎡109~168㎡約60~100万円
40坪132㎡145~224㎡約80~130万円
50坪165㎡182~281㎡約100~160万円
60坪198㎡218~337㎡約120~200万円
70坪231㎡254~393㎡約140~230万円
80坪264㎡290~449㎡約160~260万円
90坪297㎡327~505㎡約180~290万円
100坪330㎡363~561㎡約200~320万円
※延床面積は、1坪3.3㎡で計算
※塗装面積は、延床面積×係数1.1~1.7で計算
※小数点以下は四捨五入

まとめ

ALC外壁は、耐震性・断熱性・耐火性に優れている外壁素材です。一方で水分の侵入に弱いため、定期的な外壁塗装を行わないとパネルのひび割れなどのリスクが高まります。業者が手入れのしやすさをアピールしていても、メンテナンスフリーの外壁は存在しません。外壁の劣化度合いを見極めながら、計画的なメンテナンスが必要です。

堀内美建は、千葉県船橋市を中心に活動している外壁塗装業者です。地元船橋市で地域密着型のサービスを続けており、実績ある塗料を安く提供しています。ALC外壁は外壁塗装でメンテナンスを行うことが必須といえますので、住宅などの定期メンテナンスでお困りの際は、堀内美建にお任せください。

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