【プロが解説】外壁塗装の色選びで失敗しないコツ5つとおすすめの色
「外壁塗装の色って、どうやって選べばいいの?」
「人気の色にすれば間違いない?でも、せっかくお金をかけて塗装するなら、絶対に後悔したくない…。」
マイホームの外壁の色を決める過程は、楽しい面もありますが、同時に頭を悩ませる面もあります。自分の好きな色を選ぶのはもちろんですが、色の特性を考えることも必要です。
外壁塗装の色選びで後悔しないためには、「人気のある色」だけでなく、「汚れが目立ちにくいか」「周囲との調和が取れるか」「家族の好みに合っているか」の3つの視点が重要です。
そこで本記事では、外壁塗装の色選びで後悔しないための考え方や人気カラーの傾向、さらに色選びでよくある失敗を防ぐための5つのコツをご紹介します。
外壁塗装の色選びでよくある失敗とは?

色見本と実際の仕上がりのギャップ
外壁塗装の色選びにおいて、もっとも多い失敗のひとつが「色見本と実際の仕上がりの違い」です。色見本帳やパソコンの画面で見たときには「理想の色」だと感じていても、実際に外壁に塗られたときに印象が大きく変わることがあります。これは、面積効果と呼ばれる視覚的な現象によるものです。
小さな面積で見ると濃く見えた色が、広い外壁に塗られることで明るく感じたり、逆に落ち着いた印象を与えると思っていた色が、日光の下では思った以上に鮮やかに見えたりすることがあります。
これらの視覚の錯覚は、想像と実物のギャップを生み、仕上がりに対して「思っていたのと違う」という不満につながることが少なくありません。
時間帯や天気による色の見え方の違い
さらに、外壁の色は時間帯や天気によっても大きく変化します。朝日が当たるとき、昼間の直射日光の下、夕暮れ時の柔らかい光、そして曇りや雨の日のくすんだ光の中では、それぞれまったく異なる印象になります。色見本は通常、屋内で照明のもとに見るため、実際の屋外の光の条件下では違って見えることが多いのです。
このようなギャップを回避するには、実際に外壁に塗る予定の色をA4サイズ以上の大きなサンプルで確認したり、朝・昼・夕方の時間帯に分けて屋外で確認したりすることが重要です。
流行りの色を選んで後悔するケース
最近は、SNSやリフォームサイトなどで紹介されている「トレンドカラー」が注目されています。モダンでおしゃれなイメージを求めて、流行のグレー系やブラック系を選ぶ方も多く見られますが、流行色には落とし穴があります。
流行りの色というのは、一時的に人気が集中しているものであり、数年後には「古い印象」を与えてしまうこともあります。外壁塗装は10年〜15年に一度の大がかりな工事ですから、流行ではなく、長く愛着を持てる色かどうかを基準にすることが失敗を防ぐポイントになります。
周囲の家とのバランスを無視した選択
また、流行の色にばかり意識を向けすぎてしまい、自宅周辺の住宅とのバランスを考慮しないまま決めてしまうケースもあります。特に住宅密集地では、自宅だけが異彩を放つ色になると、浮いて見えてしまうことがあります。おしゃれな色でも、近隣の建物と調和しないと、かえって違和感を与えてしまうのです。
色は「自己満足」で決めるのではなく、周囲からの見られ方を意識して選ぶことが、結果的に長く満足できる仕上がりにつながります。
汚れやすさを考慮しなかった失敗例
意外と見落とされがちなのが、汚れの目立ちやすさです。白や淡いベージュ系などは清潔感があり、一見するととても明るく仕上がりますが、排気ガスや雨だれなどの汚れが目立ちやすいというデメリットもあります。
一方で、黒や濃い色はカッコいい印象を与えますが、ホコリやチョーキング(白っぽい粉)が目立ちやすく、経年劣化が早く見えてしまうこともあります。色の選定には、デザイン面だけでなくメンテナンス性や実用性も加味することが、失敗を回避する大きなポイントです。
外壁塗装で人気の色ランキングと傾向
定番人気のカラーとは
外壁塗装において人気が高いのは、やはり「落ち着き」「調和」「経年劣化への強さ」といった観点を満たす色です。なかでもグレー系、ベージュ系、アイボリー系は長年にわたって定番として選ばれ続けています。
グレー系はモダンな印象がありながら、汚れが目立ちにくく、スタイリッシュな外観を演出できます。ベージュ系やアイボリー系は、柔らかく上品な印象を与えるため、幅広い年代層に好まれる傾向があります。これらの色は、周囲の住宅とも調和しやすく、「無難かつ洗練された仕上がり」を求める方に特に人気があります。
また、最近ではツートーンカラーも人気が高まっており、1階と2階で色を変えることで奥行きや立体感を演出する方法も注目されています。
年代別・世代別で人気の色の違い
年代によって好まれる色にも傾向があります。
たとえば、50代以上の方は、ベージュ系やブラウン系といった落ち着きのある色を選ぶ傾向があります。これは、周囲との調和や経年による色あせを考慮した上での選択といえるでしょう。
一方、30代〜40代の世代では、グレーやブラックといったモダンな色合いが人気です。建物のデザインも直線的でシンプルなものが多く、それに合わせて色もシャープな印象のものが好まれます。
また、若い世代では個性を出したいという思いから、ブルーグレーやカーキなどのアクセントカラーを選ぶケースも増えています。
世代ごとのライフスタイルや価値観の違いが、色の選び方にも反映されているのが特徴です。
地域によって好まれる色の傾向
外壁塗装の色の選び方には、地域差も少なからず存在します。
たとえば、都市部ではモノトーン系の色合いが好まれる傾向が強く、グレー、ホワイト、ブラックといったシャープな印象の色が目立ちます。これは、建物や街並み全体が現代的で、個々の住宅もシンプルなデザインが多いためです。
一方、郊外や地方では、ベージュやクリーム、ライトブラウンなどの柔らかい色合いが好まれる傾向があります。自然との調和や、温かみのある外観が重視される地域では、ナチュラルカラーが選ばれることが多いのです。
また、降雪地域では、汚れやすさや雪による反射を考慮し、やや暗めのトーンの色が選ばれる傾向もあります。このように、地域の気候や景観に応じて人気の色も変化しているのが現状です。
外壁塗装でおすすめの色
外壁塗装にはどんな色が使われているのでしょうか。そこで、それぞれの色の効果や汚れの目立ちやすさを解説して、人気色6つを紹介します。
- クリーム色
- ベージュ
- 白色
- 茶色
- 青色
- 黒色
クリーム色
クリーム色は白色に少し黄色味がかかった色です。汚れが目立ちにくくかつ華やかな点から、外壁に合う色として人気があります。他の色に比べてカビやコケの汚れ、経年の色あせなどが見えにくい点も特徴です。
また白よりも落ち着きがある色のため、派手すぎず明るい印象に仕上がります。濃い色との組み合わせの相性も良く、クリーム色をベースにポイントにアクセントとなる差し色を入れるのもおしゃれです。色の組み合わせを楽しみ、優しい雰囲気の家づくりをしたい人におすすめです。
ベージュ
ベージュは淡く明るい茶色です。クリーム色と同様に汚れが目立ちにくく、落ち着いた印象のある外壁の人気色です。ベージュは和風・洋風を問わずどんな系統の家にも合いやすい色で、周辺環境からも浮きにくいため、景観が気になる場合におすすめです。
また、膨張色のため外壁に使用すると家を大きく見せる効果があります。他の色との組み合わせによって雰囲気が大きく変わるのも特徴です。
白色
白は色の中で最も明度の高い色で、光の反射率が高いため外壁に使用すると華やかなイメージになります。また、光の反射率の効果で暗い色より温度上昇を抑えられる点も特徴です。
白にも真っ白な白色から暖かみのある白色まで種類があるため、他に使う色や仕上げたいイメージによって選ぶのがポイントです。しかし白は汚れが目立ちやすく、時間の経過で色あせが起こりやすい点はデメリットといえます。汚れがつきにくい低汚染塗料を使ったり、雨筋(雨水が土ほこりなどの汚れと一緒になって外壁を伝い、乾燥することでできる筋状の汚れ)を抑制するアイテムを取り付けたりするといった工夫をすれば、白色の汚れを軽減できます。
茶色
茶色は木や土など自然を連想させる落ち着きのある色です。空間の中に調和して目立たない特徴があります。また、雨風や日射による汚れを目立たなくさせる効果もあります。
茶色にも様々な種類があり、薄い茶色をベースカラーに、濃い茶色を差し色にして落ち着いた上品な印象に仕上げることもできます。茶色は熱吸収率が高いため、日当たりの良い場所に濃い茶色を選ぶと夏場の室内温度が高くなる場合があるため、使用する場所と色合いを検討することが重要です。
青色
青色は空や海のイメージがあり、清涼感や落ち着きを感じさせる色です。青色の外壁は明るい雰囲気があり、ヨーロッパや北米では定番の色となっています。日本でも、定番のベージュやクリームなどの色より個性を出したい人に人気の色です。
白色を配色したり木を植えたりすれば、マリン風や北欧風などの雰囲気に仕上げられます。しかし濃い目の青は、経年劣化が目立ちやすい点はデメリットです。また外壁の中では比較的個性的な色のため、周囲環境との調和も検討する必要があるでしょう。
黒色
黒色はスタイリッシュで洗練されたイメージのある色です。デザインによっては、とてもおしゃれで上品に仕上がりますが、使い方のセンスが問われる色でもあります。黒色は、ほこりや排気ガスの黒ずんだ汚れは目立ちにくいですが、経年劣化による色あせが目立ちやすい色のため、定期的なメンテナンスは欠かせません。
また黒色は熱を吸収しやすいため、断熱塗料を使うのがおすすめです。黒色は使い方によっては周囲に圧迫感を与えるデメリットもあるため、周囲景観に配慮したデザインが必要となるでしょう。
外壁塗装の色の選び方5つのポイント

外壁塗装の色を選ぶときには好みの色を選ぶでしょうが、その他にも検討すべき要素があります。そこで、外壁塗装における色の選び方のポイント5つを紹介します。
- ポイント➀屋根やドアとの調和が重要
- ポイント➁カタログと実際の色合いは異なる場合が多い
- ポイント➂汚れの目立ちやすさも色ごとに異なる
- ポイント④室内の温度に影響を及ぼすこともある
- ポイント⑤風水を考慮して選ぶのもあり
ポイント➀屋根やドアとの調和が重要
外壁塗装の色は、屋根やドアの色との調和をイメージして決めるのが重要なポイントです。屋根やドアは面積が大きいため、家全体の印象を大きく左右します。カラーコーディネートや配色パターンなどを参考にし、相性の良い色選びをしましょう。外壁塗装をツートンにする場合も同様で、組み合わせに違和感のない色を選ぶ点が重要です。
ポイント➁カタログと実際の色合いは異なる場合が多い
外壁の色を決めるときは色見本のカタログを参照するのが一般的ですが、カタログと実際の色合いは異なる場合があるのは注意しておきたいポイントです。また仕上がりが違って見える理由の1つに面積効果があります。面積効果とは、同じ色でも面積の大きなものと小さな色では見え方が違う現象を指します。
この面積効果によって、カタログの小さな色見本で見るより家の外壁の方が色味を強く感じる場合があります。対策としては、A4くらいの大きめの色見本を見せてもらう、試しに外壁に少し塗ってもらうなどの方法があります。
また色の見た目は光源によっても違ってきます。そのため、色見本は必ず屋外で、できれば天気や時間帯を変えて様々な環境下で確認するのがおすすめです。
ポイント➂汚れの目立ちやすさも色ごとに異なる

長期的なメンテナンスコストも検討し、汚れの目立ちやすさで色を決めるのもポイントです。外壁の汚れやすさは、汚れと外壁の色が近いかどうかによって決まります。土ほこりなどの色に近いクリーム色やベージュは汚れが最も目立ちにくい色です。一方、白や黒は汚れが目立ちやすい色です。
また汚れだけでなく色あせも検討したいポイントです。経年劣化は、紫外線により塗料に含まれる顔料が劣化することで起こります。顔料は主に有機顔料と無機顔料に分けられ、有機顔料が多く含まれている塗料の方が早く劣化する傾向があります。一般的に青色など原色に近い鮮やかな色には有機顔料が多く含まれていますので、経年劣化しやすいです。一方、クリーム系の落ち着いた色は色あせしにくいと言われています。
ポイント④室内の温度に影響を及ぼすこともある
外壁塗装の色を選ぶ際は、見た目だけでなく室内温度に及ぼす影響も考慮するのがおすすめです。黒などの明度が低い色は、太陽光を吸収しやすいため室内温度を上昇させやすい特徴があります。一方、白などの明度が高い色は太陽熱を反射するため、室内温度上昇を防ぎます。
そのため、黒い家は冬が暖かく、白い家は夏が涼しいといえます。ただし、断熱塗装料や断熱材を使用すれば色の室温に対する影響は少なくなります。そのため、色選びの際は色の特性を考慮した材質選びも重要です。
ポイント⑤風水を考慮して選ぶのもあり
外壁塗装の色を選ぶ際に、風水を考慮するのも考え方の1つです。
「黄色は金運アップの可能性がある」「白色は浄化効果がある」などのように色ごとに期待できる効果が存在すると言われています。また「黄色の壁が北東以外の方角を向いていると、そこから運気が逃げてしまう」など方角によっても運気に変化があると言われています。
色や方角の組み合わせや考え方については専門家によって違いがあります。運気も気になる方は、風水も考慮して外壁塗装の色を選ぶと良いでしょう。
まとめ
外壁塗装で人気の色にはクリーム色、ベージュ、白や黒、茶色などがあります。色にはそれぞれ見た目やメンテナンスのしやすさ、室内温度に対する影響など異なる効果があります。汚れが目立ちにくく、経年劣化もしにくいのはクリーム色やベージュ、薄い茶色です。
一方、白や黒や青はスタイリッシュで洗練したイメージに仕上げられるメリットがあります。それぞれの色の特徴を理解した上で、マイホームの外壁に最適な色を選びましょう。
堀内美建では、最先端の塗料を安くご提供し、確かな技術の外壁塗装サービスを行っております。
お客様から直接要望をお聞きした上で、色の打ち合わせや金額など最適なプランをご提案します。外壁塗装をご検討中でしたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
\LINEで無料相談!ささいなことでもご相談ください/


関連記事
